2018年6月24日に、「地域みらい留学フェスタ2018」と同会場のTOC五反田メッセ(東京)にて、県外生徒募集に関するワークショップ<主催:(一財)地域・教育魅力化プラットフォーム>を開催しました。県外生徒募集に強い関心のある全国の公立高校と市町村、及び「地域みらい留学フェスタ2018」出展者の、計55の学校・地域、102名の参加者で、公立高校における、県外生徒募集による魅力ある学校づくり、及び生徒募集・受入に関する先進的な取組や課題について情報交換と対話を行い、大変好評なワークショップとなりました。

県外生徒募集の価値とは何かを共に考える
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第1部は、地域みらい留学フェスタに出展していない、地域みらい留学に強い関心のある全国の公立高校と市町村関係者33地域44名が参加し「県外生徒募集の価値とはなにか、その価値を発揮するためには何が必要か」をテーマに、2つの事例発表を元に参加者で対話を行いました。
1つ目は、「県外生徒募集の先駆者としての挑戦と苦闘のプロセス」について、隠岐國学習センターのセンター長である豊田庄吾様から島根県立隠岐島前高等学校の事例を紹介いただきました。
続いて、「県外生徒の受け入れ施設(寮や下宿)に関する事例と課題」について、群馬県立尾瀬高等学校実習助手の荒井裕二様から、尾瀬高校で23年間続けているホームステイシステムについて紹介いただきました。
2つの事例を通して、参加者から、「県外生徒募集は、学校の存続という目的を越えて、県外から来る生徒、地元の生徒、地元の大人の成長にまで繋がる教育的価値の高いものだと思った。」「県外生徒募集のPRの話に興味をもって参加したが、実践校の話を聞いて、受け入れ側の学校・地域のそもそもの覚悟が大変重要なことに気づかされた。」といった感想を頂き、県外生徒募集の価値を探求する大変有意義な時間となりました。

県外生徒募集の価値の向上に向けた対話
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第2部は、第1部の参加者に加えて、地域みらい留学フェスタ出展者を加えた、全国の公立高校と市町村関係者55地域102名が参加しました。
冒頭で地域みらい留学フェスタに出展・参観をしてみての振り返りを行った後、県外生徒募集の価値の向上に向けて、参加者の興味関心のある以下の5つのテーマに分かれて各学校・地域の事例を元に意見交換を行いました。
①都会では困難な、地域ならではの「伴走力」の在り方とは?~学校と地域が協働して生徒個人への伴走力を高める挑戦例(島根県立津和野高校)~
②地域総ぐるみの「受け入れ力」を地域が身に付けるとは?~学校を越えた「町総ぐるみ」での受け入れ 6年の挑戦プロセス例(島根県立島根中央高校)~
③入学後のミスマッチを最小化するポイントはなにか?~在校生・卒業生と生徒をリアルに結び続ける取り組み例(群馬県立尾瀬高校)~
④都会にはない地域ならではのカリキュラムとは?~島全体を学び舎にする「まなびじま奥尻プロジェクト」例(奥尻町立北海道奥尻高校)~
⑤海外留学生受け入れの価値とそのポイントは?~海外留学生受け入れ支援の海士町と全国規模の取り組み(公益財団法人AFS日本協会)~
各テーマともに約20名が参加し、県外生徒募集の実践校・地域と興味関心がある学校・地域が一緒になり、大変熱量の高い対話の時間となりました。

第1部、第2部を通して、県外生徒募集に関心のある学校・地域から、「本日の話を踏まえて地域に戻り、そもそもなんのために県外生徒募集を行うのかからもう一度議論していきたい」、地域みらい留学フェスタ参画校からは、「他校の取り組みを肌で感じて、対話したことで、教育環境をますます魅力的にしていかないといけないと強く実感した」というお声をいただき、今後の地域みらい留学を参加者の皆様と共に考え、創っていく上でのキックオフの場として、大変有意義な時間となりました。ご参加いただきました皆様、本当にありがとうございました。