私は「地域」に惚れています。
8年前、地域活性の研究員として、地域コミュニティにどっぷり入ったときに衝撃を受けた出来事がありました。
300年続く旅館の社長であり、まちのリーダーである友人(30代)が、手入れをされない山を見て「自分の体が蝕まれている気がする」と言っていたのです。
彼女からするとまちは自分ゴトであり、山・川・海・生活・産業など「すべてがつながっている」ことが当たり前。
都会で生まれ育った私は、なんて「分断された世界」で生きてきたんだろうと自分の視野の狭さを恥ずかしく思いました。
地域は「システム全体」を自分ゴトとして感じられる単位。
そしてこれからの時代は、部分最適ではなく、システム全体を見る/感じる視点を持ち、未来を創っていくことが重要な時代だと感じています。
大切な高校時代を地域で、地域コミュニティの一員として過ごせることは、世界をみる/感じる「視点」を変えてくれると思います。