隠岐島前高校の生徒数減少が深刻化した2006年、離島の優れた教育環境をどう活かすか、都市部の若者を連れてきて考えようと企画したのが「AMAワゴン」というバスツアーでした。
4年間でのべ20回の東京発の交流が生まれる中で離島の教育から日本を変えたいと志高い移住者も数多く生まれました。 しかしそれ以上に、都市部に暮らしながら離島の教育再生に力を貸してくれる多様なつながりが生まれることに。そうして、みんなの力で本当に離島の高校は再生しました。
私が「風の人」として働くことになる原点のプロジェクトでもありました。
そんな、みんなで作り上げてきた「島留学」は全国に波及し、「地域みらい留学」として、日本の教育の新しい枠組みを作ろうとしています。
都市部の方には信じられないかもしれませんが、地域住民があらゆる場面で参画し、地域みんなで若者に成長してもらおうと手助けしてくれるのが、田舎の魅力の一つです。
ないものだらけの中で、色んな人の力を借りて、新しい自分を発見する。
人生のうち短期間でも農村に暮らしたことがある、という経験は、「海外に暮らしたことがある」というくらい大きな意味があると思っています。
みんなで作り上げる新しい学びの場に、あなたも参加してみませんか。