AIやロボットが発展する未来において、「ただ知っているだけ」の学習では、社会に対して価値を生み出せる人材は作り得ません。人が人だからこそできることのひとつは、「根深い課題」を「自らみつけて」、「実践を通して」社会を変えていくことです。
正解のない課題に向き合う実践の場という意味では、地域に勝るものはありません。島根県隠岐郡海士町という小さな地域社会の中では、島外から来た高校生とはいえ、立派な社会の一員として扱われます。
その関係性の中で「実践を求められる環境」こそが、これからの社会を担う人材を生み出す場になると思います。
社会の先端も、教育の先端も、都市だけではなく地方にこそあるかもしれない、そんな可能性を感じる教育プログラムに心から期待いたします。