10周年宣言『共に、越えていこう』

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10周年宣言『共に、越えていこう』

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~地域に越境する若者が、特別ではない社会へ~

地域・教育魅力化プラットフォームは、10周年を迎えるにあたり、宣言します。
「若者が、自分の意志で挑戦し、未来を選べる社会」を、共に創ることを——。

2017年3月、私たちは、
「意志ある若者を育み、持続可能な地域・社会を創る」にはどうすればいいだろうか。
その問いから始まりました。

当時、「地域へ越境して学ぶ」「高校と地域が共に若者を育てる」という発想は、
まだ一般的ではありませんでした。

「そんなことに意味があるのか」「本当に広がるのか」——そんな声もありました。 
しかしこの10年で、地域みらい留学は36道県・約190校へ広がり、
累計5,000人を超える若者たちが地域へ越境しています。

「地域みらい留学って知ってる?」
「実はうちの子も考えていて」

そんな会話が少しずつですが、日常に混じりはじめています。

中学生が住んでいるところを飛び出し、地域で挑戦することは、
高校進学の「特別な選択」から、「ひとつの選択肢」へと変わりはじめました。

そして、その変化を作ってきたのは若者たちです。

親元を離れ、知らない土地で挑戦し、人と出会い、自分自身で決断しながら生きていく。

知らない土地へ飛び込み、人と出会い、自分で決め、失敗し、もう一度挑戦する。
「最初は不安だったけど、地域の人が“おかえり”って言ってくれて、居場所ができた」
「地域では自分が動いたら本当に何かが変わった」
「失敗しても応援してくれる大人がいたから、もう一回挑戦できた」

そうして、若者たちは、地域や社会とのつながりにより自分らしさを育んできました。

しかし、5,000人の越境が生まれてもなお、
「地方に行くなんてもったいない」
「リスクを取るより先の見通せる安定を」

そんな声が、社会のあちこちに残っています。

地域に飛び出す若者の挑戦は、
まだ決して「あたり前」として受け入れられているとは言えません。
私たちが変えたいのは、そんな社会の構造です。

若者の意志より、前例が優先されること
挑戦より、正解が求められること
失敗したとき、支える人がいないこと

これまでの10年は、地域みらい留学を広げる10年でした。
次の10年は、若者がより挑戦できる社会へ、「共に越えていく」10年です。

地域と地域。
高校と高校。
教育と社会。
行政、企業、卒業生、そして若者たち。

分野や立場を越えてつながり、若者の挑戦を支える新しい仕組みや価値観を共につくる。
私たちは、若者の挑戦を、社会変革の力に変える

「共創のプラットフォーム」として進化していきます。

私たちが目指すのは、それぞれの地域が独自の色や価値を持ちながら、互いにつながり、学び合い、若者の挑戦を支え合う社会です。

地域で育まれた若者たちが、自分らしく挑戦し、誰かと共に未来を創っていく。
そんな若者たちが全国で育つことで、日本の地域が、
世界でもっとも意志ある若者があふれる場所になることを目指しています。

若者を変えるのではありません。
若者が挑戦できる社会へと変えるのです。

越境し、出会い、つながり、共に挑戦する。
その積み重ねが、若者の可能性を広げ、地域を変え、社会を変えていくと信じています。

10年間支えてくださったすべての皆さまへ、心から感謝申し上げます。
そしてこれから始まる新しい挑戦に、ぜひご期待ください。

今だからこそ、『共に、越えていこう。』


2026年5月吉日
一般財団法人 地域・教育魅力化プラットフォーム
代表理事 岩本 悠
共同代表 尾田 洋平

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